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TOP > 紅茶研究家 磯淵 猛のTea Room ミルクと紅茶の深いお話 Vol.1

最初にミルクティーを飲んだ人

 中国で作られた紅茶は、17世紀の中旬頃からポルトガル人やオランダ人によってヨーロッパに伝えられました。中でもオランダ人は中国だけでなく日本からも茶を入手し、強い関心を持っていたのです。

 1655年頃、オランダ人のヨハン・フォッフの旅行紀の中に、清朝の皇帝による異邦人への茶のもてなし方として、茶にミルクと少量の塩を入れたとあります。1680年には、今度はフランスで女流作家のセヴィニエの手紙の中に、サブリェール夫人が冷めたミルクを温かくするために熱い紅茶を入れたという記述があります。日本人にもいました。1791年、伊勢の漂民、大黒屋光太夫が日本への帰国を願って謁見したロシアの女帝エカテリーナⅡ世から、ミルクティーを振舞われたとあります。

 どうして紅茶のなかにミルクを入れることを思い付いたのでしょうか。ヨーロッパには紅茶の前にココアやコーヒーがあり、黒くて苦いそれにミルクを加えおいしくすることを知っていたのです。紅茶も硬水で淹れると黒っぽくなります。ミルクは必然的に使いたくなるのです。

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