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TOP > 紅茶研究家 磯淵 猛のTea Room ミルクと紅茶の雑学 Vol.4




紅茶の神様 ジェームス・テーラー

 1851年、16歳の少年、ジェームス・テーラーがスコットランドからセイロン島に旅立ちました。セイロンのコーヒー園で働くためです。今でこそセイロン紅茶で有名ですが、当時はイギリスに向けて大量のコーヒーが輸出されていたのです。

 ところが十数年後、コーヒーの木が病気にかかり全滅してしまいます。農園主たちは苦肉の策として、インドのアッサムから茶の苗木と種を入手し、栽培を試みようとしました。

 しかし、茶の栽培は非常に難しく困難とされ、成功するかどうか誰もわからなかったのです。そこに白羽の矢が立ったのが、ジェームス・テーラーでした。彼は植物を育てる天才的な能力を持っていると言われていたのです。

 テーラーは数百人の労働者を連れて、山岳地に入り茶を植え、アッサムでは紅茶の成功に14年もかかったものを、ほんの数年で作りました。



 スコットランド人らしく髭を蓄え、身長は180センチもある大男でした。でも、気は優しく、茶園の労働者に慕われました。57歳で亡くなる前日まで紅茶を作りました。セイロン紅茶の神様として、今も称えられています。


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