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TOP > 紅茶研究家 磯淵 猛のTea Room ミルクと紅茶の雑学 Vol.5




サタデーハーフデー

 土曜日の仕事はお昼まで、日本では半ドンと言いました。これがイギリスではサタデーハーフデーと呼んで、心がうきうきする週末です。ところが午後から休みでも、重要な仕事が残っていました。1週間分のパンを焼くための小麦を買いにいかねばなりません。

 19世紀に入っても、当時、製粉場は川沿いにあって、水の力で挽いていました。フラワーミルと言います。イギリスで有名な毛織物も水力だったので、スピニングミルと言います。

 製粉場で粉を買い、パン屋に持ち込んで焼いてもらい、これが1週間分の主食になります。家の台所ではちゃんとしたパンは焼けなかったので、ベーキングパウダーだけを入れた簡単なスコーンやクッキーしか作れませんでした。

 日が経つとパンが固くなってきます。そこでミルクをたっぷり入れ、砂糖で甘くした紅茶に浸して食べました。日持ちのする固いジンジャービスケットも同じようにミルクティーのお供でした。日曜日はおしゃれをして教会です。パンと紅茶のある幸せを感謝したのです。


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